銀のスプーンは猫に危険？パウチや国産生かつおなどの安全性や口コミ評判

銀のスプーンは食いつきが良いと人気の国産キャットフードです。

スーパーやコンビニでも販売されており、リーズナブルなので気軽に購入できるのが魅力です。

しかし、その原材料は本当に安全で安心できるものなのでしょうか？

今回は銀のスプーンの原材料の評価や口コミなどをまとめました。

 

銀のスプーンの総合評価｜Cランク

第一主原料に、猫ちゃんが消化しづらい穀物が大量に使われているところがマイナスです。

また重要なタンパク源である肉類はミール系原料ばかりで、品質が良いとは言い難いものばかりです。

さらに、多くの合成着色料が使用されており、大切な愛猫ちゃんへの影響が気になります。

以上のことから、銀のスプーンはCランクになりました。

 

銀のスプーンの原材料をチェック

穀類（トウモロコシ、コーングルテンミール、小麦粉、パン粉）、肉類（チキンミール、ポークミール、ビーフミール、チキンエキス）、油脂類、魚介類（フィッシュミール、フィッシュエキス、煮干パウダー、鰹節、マグロミール、カツオミール、白身魚ミール、乾燥シラス）、ビール酵母、酵母エキス、ミネラル類（カルシウム、塩素、コバルト、銅、鉄、ヨウ素、カリウム、マンガン、リン、亜鉛）、アミノ酸類（タウリン、メチオニン）、ビタミン類（A、B1、B2、B6、B12、C、D、E、K、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸）、着色料（二酸化チタン、赤色102号、赤色106号、黄色4号、黄色5号）、調味料、酸化防止剤（ミックストコフェロール、ハーブエキス）

穀物がメイン

猫ちゃんは完全肉食動物なので、雑食動物である人間や犬よりも消化器官が短く、消化に時間のかかる穀物は苦手な原材料です。

それゆえ、穀物を多く摂りすぎてしまうと、消化しきれずに下痢や嘔吐をしてしまいます。

また、トウモロコシ・小麦に含まれるグルテンというタンパク質が穀物アレルギーを引き起こすこともあります。

肉類はミール原料ばかり

ミール肉は粗悪な原材料

銀のスプーンに使用されている肉類はチキンミール、ポークミールといったミール肉がメインになっています。

ミール肉というのは、人間の食べることのできない部位(くちばし、内蔵、骨)などと、食肉加工の際に出たクズ肉を混ぜて加工された粉末状の原材料のことです。

これらは生肉を使用するよりも安価で、多くのキャットフードにかさましとして使用されます。

また、どんな部位が入っているのかわからないので、栄養面においても質が良いとは言えません。

複数のタンパク源が使われている

肉類だと、チキン・ポーク・ビーフ、魚介類だと白身魚・カツオ・まぐろなど、様々な種類の動物性たんぱく質が使用されています。

種類が多すぎると、アレルギー体質の猫ちゃんにとっては、どの原材料にアレルギーが出ているのか特定できないことになります。

また、「お魚のうまみたっぷり」とパッケージに書いてあるのに、原材料は肉の方が多いというのも、勘違いしてしまいそうです・・・ 

危険な着色料が使われている

 

猫は匂いで食いつく

つまり、キャットフードに着色料は不必要なのです。

購入する飼い主に、見た目が美味しそうと思わせるためだけに用いられているといっても過言ではないでしょう。

合成着色料は危険？

銀のスプーンに使われている合成着色料は、石油やタールから人工的に作られたもので、海外では使用を禁止されている国もあります。

特に赤色102号には発がん性が認められており、猫ちゃんの体内に蓄積することでリスクが高まります。

そもそも不必要な着色料なので、できるだけこれらの原材料は避けたほうが安心ですよ。

 

酸化防止剤は天然成分

フードはパッケージを開けて酸素に触れた瞬間から酸化が始まるので、酸化を防止して長期間保存する必要があります。

安価なキャットフードは、猫ちゃんに有害な合成酸化防止剤を使用することが多いです。

しかし、銀のスプーンは天然成分であるミックストコフェロール(ビタミンE)とハーブエキスを使用しているので安心です。

 

 

銀のスプーンの成分をチェック

 

タンパク質の種類に疑問

しかし、原材料に穀物が多いことから、植物性たんぱく質が多いことが予想されます。

肉食動物の猫ちゃんに必要なタウリンは、動物性たんぱく質からしか補うことはできないので、肉類がメインのキャットフードが望ましいですよ。

カロリーが高め

銀のスプーンの100gあたりのカロリーは400kcalと高めです。

太りやすい猫ちゃんには給与量をしっかり守るようにしましょう。

ミネラルバランスが不明

マグネシウムやリン・カルシウムなどのミネラルバランスが不明なのが気になりました。

ミネラルのバランスが崩れると尿路結石や、腎臓の負担に負担をかけてしまいます。

下部尿路を健康に保つためには、ミネラルの摂取量を年齢ごとにしっかり調節することが大事です。

下部尿路の病気になったことがある猫ちゃんは、ミネラルバランスが調整されている下部尿路疾患用を選ぶようにしましょう。

 

銀のスプーンの特徴

製造・販売はユニ・チャーム

ペットケア事業は1986年にスタートし、今では猫用システムトイレのデオトイレや、ワンちゃん用オムツのマナーウェアなど、様々な商品を取り揃えています。

キャットフードには、銀のスプーンの他に、「ねこ元気」や「All Well」を製造しており、すべての工程を日本で行っています。

品質保持への取り組み

ユニ・チャームのペットフード工場の伊丹工場・三重工場は、品質マネジメントシステムの国際規格であるISO9001、環境マネジメントシステムのISO14001を取得しています。

また、品質検査を何度も繰り返し行うことで、製品の品質・サービスを保持するための企業努力をしています。

有名な国産フード

銀のスプーンといえば、スーパーやコンビニでもよく見かける有名な国産キャットフードです。

TVCMも流れているので、猫を飼っている人なら知らない人はいないと言っても過言ではありません。

粒が小さく、香りが強いので、猫ちゃんの食いつきが良いと評判です。

また、ラインナップも豊富で、比較的リーズナブルなところが良いですよね！

 

 

銀のスプーンのラインナップ比較

腎臓の健康維持シリーズ

10歳頃から・13歳頃から・15歳頃から・20歳頃からと、細かく分かれています。

年齢別に何が違うのか見ていきましょう。

リンを制限

腎臓ケアの製品でも年齢別になっている一つ目の理由は、リン含有量です。

年齢	リンの制限
10歳頃から	銀のスプーン全成長段階用比約80％
13歳頃から	銀のスプーン10歳比約95％
15歳頃から	銀のスプーン13歳比約90％
20歳以上	銀のスプーン15歳比約90％

年齢に応じてリンの含有量を少なくしていくようになっています。

腎臓病になってしまうと、体内のリンを尿として排泄できずにどんどん体内にたまってしまいます。

リンが溜まってしまうと腎臓病を悪化させると言われていますので、リンを制限した食事が必要になります。

ビタミンE・Bを強化

抗酸化作用のあるビタミンEと、食べ物から得た栄養をエネルギーに変えるビタミンB群が年齢によって段々多く配合されるようになっています。

ビタミンEは抗酸化作用によって老化を防ぐ効果があり、ビタミンB群は脳神経や手足などに分布する末梢神経の伝達をスムーズにさせる作用があります。

シニア猫の免疫力の低下を防いでくれますよ！

吐き戻し軽減フード

世界初！吐き戻しを防ぐ

銀のスプーンには吐き戻し軽減フードというシリーズがあります。

吐き戻しを軽減するという効果を持つ世界初のフードで、なんと特許登録済みです。

ふやけて崩れる粒

吐き戻しを防ぐ特殊な粒が、お腹の中で素早くふやけて崩れるので、丸呑みして粒のまま吐いてしまうことを軽減できます！

噛まずに食べてしまう猫ちゃんや、一度にたくさんどか食いしてしまう猫ちゃんにおすすめです。

消化器官が弱っていたり、歯が抜けてしまったシニア猫にも効果的です。

pH2.5の液体に10分間浸した時、60%以上の粒の硬さが2.5kgw以下となるドライペットフード。主要グローバルブランドにおけるペットフード対象

2016年3月ユニ・チャーム調べ

この吐き戻し軽減機能に特化したフード「All Well(オールウェル)」が新登場しているので、吐き戻しが気になっている人は試してみると良いですよ。

ウェットタイプはパウチと缶の2パターン

フレークタイプととろみタイプの２つの食感が選べるので、猫ちゃんの好みによって選ぶことができますよ。

魚介類(まぐろ、かつお、フィッシュエキス)、コーンスターチ、調味料、増粘多糖類、ミネラル類(Cl、K)、ビタミン類(B1、B2、B6、B12、E)

ウェットは発色剤不使用

銀のスプーンのウェットフードは、肉類の色を鮮やかに見せるための人工添加物「発色剤」を使用していません。

発色剤の亜硫酸ナトリウムはペットフード公正取引委員会では使用量に上限があり、発がん性が認められている添加物です。

ウェットフードには添加物を使わないのだから、ドライフードも着色料を使用しないでくれたら良いのに・・・と思ってしまいました^^;

子猫から20歳まで幅広いライフステージに対応

子猫用・成猫用・10歳頃から・13歳頃から・15歳頃から・20歳を過ぎても健やかに、とライフステージによって細かく分かれているのは嬉しいポイントです。

シニア猫向けには食べやすい柔らかさで、健康維持のためにビタミンE・B群を調整してあります。

年を取ると食欲も落ちてくるので、このようなシニア向けのウェットフードを上手に活用して栄養を補給させるのが良いですね。

おやつは4種類の食感で楽しめる

銀のスプーンのおやつは４種類の食感から選べて人気です。

• カリカリ粒
• しっとり粒
• とろ～りペースト
• ぷるぷるジュレ

また、毛玉ケア・低カロリー・腎臓の健康維持用などこちらもラインナップが豊富ですよ！

液状タイプは水分も取れるので、普段お水をあまり飲まない猫ちゃんの水分補給にも良いですね。

 

 

当サイトに投稿された「銀のスプーン」の口コミ・評判

当サイトで調査した「銀のスプーン」の口コミ・評判

食いつきが抜群

 

食いつきがよいという意見が多く見られました。

銀のスプーンは小魚や鰹節などのトッピングによって人間でも美味しそうと感じる良い香りがします。

それが猫ちゃんの食欲をそそるのかもしれませんね！

吐き戻しが減った

 

吐き戻しが減ったという意見がありました。

毛玉ケアシリーズは、食物繊維量を調整しているので、スムーズに毛玉を排出することができるようです。

下痢になった

 

下痢になったという口コミも見られました。

銀のスプーンは穀物中心のキャットフードで、人工添加物も多く使用されています。

消化器が弱い猫ちゃんや、アレルギーのある猫ちゃんには向かないでしょう。

 

 

まとめ

• 有名なユニ・チャームのキャットフード
• 穀物が大量に使用されている
• 肉類の安全性が不透明
• 合成着色料を使用している
• 腎臓ケアは年齢ごとに細かく分かれている◎
• 世界初の吐き戻し軽減フード

安価で人気のあるキャットフードですが、原材料の質は良いとは言えませんでした。

猫ちゃんの健康を考えると、新鮮な肉類をたっぷり使用したキャットフードを選んであげましょう。